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白衣(はくえ)に緋袴(ひばかま)をまとい、神様に仕える「巫女(みこ)」。その清楚で神秘的な姿は、日本人の原風景として、また海外からの日本文化の象徴として、多くの人々を魅了し続けています。
アニメや漫画、映画などのポップカルチャーでも頻繁に描かれる巫女ですが、その実態についてはあまり知られていません。中でも特によく耳にするのが、「巫女さんは結婚してはいけないの?」「恋愛禁止なの?」という疑問です。キリスト教のシスター(修道女)が生涯独身を貫くイメージと重なり、神道に仕える巫女もまた、俗世の幸せを捨てなければならないのではないか、と考える人が多いようです。
しかし、結論から申し上げますと、巫女が結婚してはいけないという宗教上の決まりはありません。 にもかかわらず、なぜ「結婚できない」「結婚=引退」というイメージが定着しているのでしょうか。そこには、神道特有の考え方と、現代の神社運営におけるシビアな「雇用システム」が深く関係しています。
この記事では、巫女にまつわる結婚の噂の正体を解き明かし、現役の巫女さんやこれから巫女を目指す方が、どのようにキャリアと結婚のバランスを取っていけばよいのか、その現実的な対策とヒントを詳しく解説します。
巫女は結婚できないって本当?うわさの正体と現実
「巫女」という言葉には、「未婚の女性」という意味合いが歴史的に強く含まれています。神様の言葉を伝えるシャーマン的な役割だった古代とは異なり、現代の巫女は神職の補佐を行う「職員」としての側面が強いですが、それでも「未婚」という条件は多くの神社で暗黙の、あるいは明文化されたルールとして存在します。まずは、噂が生まれる背景と、現代の神社界の常識を見ていきましょう。
「結婚できない」と言われる代表的な理由
巫女が結婚できないと言われる最大の理由は、「巫女=神に仕える未婚の女性(乙女)」という定義が根底にあるからです。
柳田國男などの民俗学の研究でも触れられるように、かつて神の依代(よりしろ)となる女性は、穢れのない純粋な存在であることが求められました。現代において、結婚が「穢れ」であるという考え方は薄れていますが、「神様の清らかさを象徴する存在」としての役割は変わっていません。そのため、既婚者が巫女の装束(特に緋袴)を身につけることは、参拝者の抱くイメージとの乖離を生むため、避けられる傾向にあります。
また、より現実的な理由として「定年制」の問題があります。多くの神社では、本職の巫女(正職員)に対して「20代後半(25歳〜29歳くらい)」での定年を設けています。これは、「巫女=若い女性」という社会的イメージを維持するためと、給与体系上の理由(若手を循環させる方が人件費を抑えられるなど)があります。
つまり、「結婚できない」のではなく、「結婚適齢期と定年退職の時期が重なっている」、あるいは「結婚するなら巫女を辞めなければならない(結婚=退職)」という構造が、「巫女は結婚できない(しにくい)」という噂の正体なのです。
神社のルールと個人の恋愛の線引き
では、現役の巫女である期間中は「恋愛禁止」なのでしょうか。これに関しては、まったくの誤解です。
AKB48などのアイドルグループのような「恋愛禁止条例」は、神社界には存在しません。勤務時間外であれば、自由に恋愛をし、デートを楽しむことは個人の自由です。神職(神主)の方々も結婚して家庭を持っていますし、神道は「むすび(産霊)」の信仰であり、男女の結合や新しい命の誕生を非常に尊いものとしています。
ただし、「品位の保持」は厳しく求められます。巫女は神社の顔であり、制服(装束)を着ていなくても、地域の人々から「あそこの神社の巫女さんだ」と見られている意識が必要です。派手な夜遊びや、不祥事に繋がるような異性交遊が噂になれば、神社の信用に関わります。そのため、恋愛自体は自由でも、オープンにしにくい、慎重にならざるを得ないという空気感は確実に存在します。
正職員とアルバイト巫女で違う事情
巫女の雇用形態には、大きく分けて「本職(正職員)」と「助勤(アルバイト)」の2種類があります。結婚に関する事情も、この立場の違いで大きく異なります。
- 本職巫女(正職員):
神社に就職し、社会保険などにも加入しているフルタイムの巫女です。彼女たちには前述の通り「定年」の壁があります。多くの神社で、結婚が決まると「寿退社」をするのが通例です。既婚のまま本職の巫女として働き続けるケースは極めて稀で、結婚後も神社に残る場合は、事務職や清掃スタッフ、あるいは資格を取って「神職(女性神職)」へと転身することが多いです。 - 助勤巫女(アルバイト):
お正月や例大祭などの繁忙期にのみ奉仕する巫女です。多くは大学生や専門学生が採用されます。彼女たちの場合、学生であることが前提の「期間限定」の奉仕であるため、結婚云々以前に、卒業と同時に巫女を卒業することになります。ただし、学生結婚をしている場合などは採用されにくい傾向があるかもしれません(採用条件に「未婚」と明記されていることが多いため)。
体験談が広まりやすい背景
インターネット上の掲示板やSNSでは、「巫女をしていたけれど出会いがなかった」「彼氏を作る暇がなかった」といった体験談が多く見られます。これが「巫女は結婚できない」という説を補強しています。
神社の仕事は、土日祝日が書き入れ時です。世間の人々が休んでいる時に働き、平日に休むというライフスタイルになります。そのため、土日休みの会社員男性とは休みが合わず、すれ違いが起きやすくなります。また、職場環境も男性は神職(年配の方や既婚者が多い)、女性は同僚の巫女という閉鎖的なコミュニティになりがちです。
こうした「物理的な出会いの少なさ」や「生活リズムの違い」による婚活の難しさが、いつしか「禁止されている」というような強い言葉に変換されて伝わってしまった側面もあるでしょう。
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巫女の恋愛・結婚を考える人におすすめの情報源
「巫女になりたいけれど、将来の結婚も諦めたくない」「現在巫女として働いているけれど、婚活の仕方がわからない」という方のために、役立つ情報源やツールの活用法をご紹介します。業界の構造を正しく理解することが、幸せな結婚への第一歩です。
神社本庁の制度や神社の職種がわかる入門書
まずは、自分が身を置く(あるいは置こうとしている)業界のルールを知りましょう。
『神社のいろは』(神社本庁監修)や『神職の基礎知識』などの入門書には、神職や巫女の役割、階級制度などが解説されています。これらを読むことで、巫女という立場が神職(神主)とは明確に異なる雇用枠であることや、女性が神社で長く働き続けるためには「神職」の資格(階位)を取得する道があることなどが分かります。キャリアプランを描くための基礎知識として、一読をおすすめします。
巫女や神職の仕事解説本で働き方を整理する
より実務的な視点を得るには、職業紹介系の書籍が役立ちます。
『巫女さん入門 初級編・中級編』や『神主ライフ!』などのエッセイや実用書では、実際の勤務シフトや休日の過ごし方、給与事情などが赤裸々に語られています。
「お正月は絶対に休めない」「ゴールデンウィークも奉務がある」といったスケジュールを把握することで、将来のパートナーにどのような理解を求める必要があるか、いつ頃が婚活のチャンスか(閑散期など)をシミュレーションすることができます。
神社の就職・転職情報サイトで募集条件を比較する
「神社本庁」のウェブサイトや、各都道府県の神社庁のサイト、あるいは一般的な求人サイトに出ている「巫女募集」の要項をチェックしてみてください。
ここには、現実が数字として表れています。「応募資格:18歳〜25歳までの未婚の女性」「心身ともに健康な方」といった条件が並んでいるはずです。複数の神社の募集要項を比較することで、「25歳定年説」が都市伝説ではなく、多くの神社で採用されている実質的なルールであることを客観的に理解できます。これにより、「いつまでに結婚相手を見つけるか」「退職後のキャリアをどうするか」という逆算思考が可能になります。
マナー本で「避けたい行動」を先に知る
婚活や恋愛をする上で、巫女としての品位を損なわないためのマナーも重要です。
一般常識のマナー本に加え、神職向けのマナー研修資料などがあれば参考にしましょう。例えば、制服(装束)姿でのSNS投稿の是非(多くの神社では禁止や制限があります)、参拝者との距離感、守秘義務などです。
「婚活アプリを使っていることがバレてクビになった」といったトラブルを防ぐためにも、どこまでが許容範囲で、どこからがNGなのか、職場の就業規則や先輩の振る舞いを見て学ぶ姿勢が必要です。
結婚相談所の神職向けプラン・事例紹介ページ
近年は、職業別の婚活サポートも充実しています。大手結婚相談所の中には、特殊な勤務体系の職業(看護師、自衛官、そして神職・巫女など)への理解があるカウンセラーが在籍しているところがあります。
また、神社界の専門紙や互助会のネットワークを通じて、神職同士や、神社を崇敬する家庭との縁談が持ちかけられることも、伝統的な世界ならではの特徴です。「職場にはナイショで…」と一人で悩まず、信頼できる上司や先輩に相談することで、意外な良縁(お見合いなど)が紹介されるケースも少なくありません。
婚活アプリの職業理解があるコミュニティ機能
マッチングアプリを利用する場合は、コミュニティ機能を活用しましょう。「土日仕事」「平日休み」「神社仏閣巡りが好き」「和装が好き」といったタグやコミュニティに参加することで、ライフスタイルや価値観の合う異性と出会いやすくなります。
プロフィールには「サービス業のため土日は仕事です」と明記しておくと、マッチング後のすれ違いを防げます。「巫女」という職業は男性からの人気が高い一方で、「浮世離れしていそう」「ガードが固そう」という先入観も持たれがちです。趣味や休日の過ごし方を具体的に書くことで、等身大の女性としての魅力をアピールすることが大切です。
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巫女として働きながら結婚しやすくする考え方と行動
巫女という特殊な職業に就きながら、幸せな結婚を掴むためには、待ちの姿勢ではうまくいきません。短い「現役期間」を最大限に活かし、戦略的に動く必要があります。
勤務形態と婚期のズレを調整する
前述の通り、巫女の定年は早ければ20代半ば、遅くとも29歳くらいが一般的です。一方、現代の平均初婚年齢は29歳〜30歳前後と上がっています。この「ズレ」をどう埋めるかが最大の課題です。
- 在職中に結婚を決める(寿退社): 20代前半から積極的に婚活をし、定年前にパートナーを見つけて退職するパターン。最もスムーズですが、若いうちからの行動力が求められます。
- 退職後に婚活を本格化する: 巫女としてのキャリアを全うした後、一般企業に転職してから結婚を目指すパターン。巫女時代の経験(礼儀作法、教養)は、婚活市場でも高い評価を得られます。
- 資格を取って働き続ける: 「正階」や「明階」などの神職資格を取得し、女性神職として神社に残りながら結婚するパターン。これなら定年を気にせず、職場結婚などの道も開けます。
出会いが少ないときの作り方
「職場と家の往復」になりがちな生活を変えましょう。
おすすめは、「神社以外の習い事」を始めることです。料理教室、ジム、英会話など、全く違う業界の人と接点を持つことで、世界が広がります。
また、「神社の行事に関わる人々」にも目を向けましょう。出入りの業者さん、祭典の手伝いに来る鳶職の方、氏子青年会の方など、神社に関わる男性は意外と多いものです。彼らは神社の事情(忙しさなど)を理解してくれているため、パートナーとして理想的です。ただし、職場恋愛になるため、周囲への配慮は必須です。
職場に配慮しつつ恋愛を進めるコツ
恋愛中であることを職場でオープンにしすぎるのはリスクがあります。特に、相手が参拝者である場合や、神社の関係者である場合は要注意です。
デートの際は、神社の近くを避ける、SNSにツーショットを載せない(載せるなら鍵垢にする)、仕事中は指輪を外す(これは業務上必須の場合が多いですが)など、オンとオフを徹底的に切り替えましょう。
「あの巫女さんは浮ついている」という評判が立つと、本人だけでなく神社全体のイメージダウンに繋がります。「神様に仕える時間は、私情を挟まない」というプロ意識を持つことが、結果的に自分のプライベートを守ることになります。
結婚後も続ける場合の働き方の選択肢
「結婚したい、でも神社でも働き続けたい」という強い想いがある場合、巫女という肩書きにこだわらなければ道はあります。
- 女性神職になる: 袴の色を松葉色(緑)や紺色などに変え、神職として祭典奉仕を行います。既婚者でも問題なく、定年も60歳以降まで延長されます。
- 事務員・職員になる: 授与所の裏方や経理、広報など、装束を着ない業務で神社を支えます。
- 神職の妻(お庫裏さん)になる: 神職と結婚し、社宅に住みながら神社の運営をサポートします。これは「就職」とは違いますが、最も深く神社に関わり続ける方法の一つです。
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巫女と結婚の不安をほどくためのまとめ
「巫女は結婚できない」というのは、宗教的な禁止事項ではなく、「未婚の女性」という役割の定義と「定年制」による雇用上の現実が生み出したイメージです。
恋愛は自由ですし、結婚して幸せな家庭を築いている元巫女さんもたくさんいます。ただ、一般企業よりも「適齢期」のタイムリミットが早く訪れること、土日休みでないことへの理解が必要なことは事実です。
大切なのは、「いつか結婚できたらいいな」と漠然と過ごすのではなく、「巫女として奉仕できる貴重な数年間」と「自分の人生のプラン」を両立させる視点を持つことです。
神様の前で舞い、人々の祈りに寄り添う巫女の経験は、人間としての深みを増し、将来のパートナーにとっても魅力的な要素となるはずです。噂に惑わされず、清らかに、そして賢く、あなたらしい幸せの形を見つけてください。
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