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南部鉄器の急須には「錆びやすい」「重い」といったメリット・デメリットが共存していますが、正しく選べば一生ものの道具になります。
伝統工芸品の美しさと実用性を兼ね備えた急須は、日々のティータイムを格上げしてくれる最高のパートナーです。
今回は失敗しない選び方から、今オンラインで買うべき逸品、長く使い続けるコツまでを徹底的に解説します。
南部鉄器の急須のデメリットを解消する選び方
内面ホーロー加工の有無
南部鉄器の急須を選ぶ際、最も大きな分岐点となるのが「内面ホーロー加工」が施されているかどうかという点です。
伝統的な鉄瓶は内側に何も塗られておらず、お湯に鉄分が溶け出すのが特徴ですが、これは「鉄瓶(てつびん)」であり、直火にかけることを目的としています。
一方で、現代のライフスタイルに合わせて普及している「急須(きゅうす)」の多くは、内面にガラス質のホーロー加工が施されています。
ホーロー加工の最大のメリットは、鉄の最大の弱点である「錆び」を完璧に近い形で防いでくれることです。
鉄製品は水分を残すとすぐに赤錆が発生してしまいますが、ホーロー加工があれば普通のお皿と同じように洗剤で洗うことができ、管理が劇的に楽になります。
ただし、ホーロー加工があると鉄分が溶け出さないため、健康効果を期待する方にはデメリットに感じられるかもしれません。
お茶の味を濁らせず、手入れの簡便さを優先するなら、必ずホーロー加工済みのモデルを選ぶようにしましょう。
自分のライフスタイルが「道具を育てる楽しみ」を重視するのか、「日常の使い勝手」を重視するのかを明確にすることが失敗しない第一歩となります。
重さと持ちやすさの確認
南部鉄器の急須は、その素材の特性上、陶器やガラスの急須に比べてかなりの重量があります。
空の状態でも500gから1kgを超えるものが多く、さらにお湯を入れるとその重さはさらに増すことになります。
この「重さ」は重厚感というメリットでもありますが、日常的に使う上では手首への負担というデメリットになりかねません。
そのため、購入前には必ず製品の重量を確認し、自分が無理なく片手で注げる範囲内であるかを判断する必要があります。
また、重さをカバーするために重要なのが「取っ手(ツル)」の形状と持ちやすさです。
取っ手が太めに設計されているものや、指がしっかりとかかる角度で作られているものは、実際の重量よりも軽く感じることがあります。
重心が安定している設計のものを選ぶことで、注ぐ際のふらつきを防ぎ、お茶を淹れる動作をスムーズに美しく行うことができます。
オンラインで購入する場合は、口コミなどで「女性でも持ちやすいか」「重心のバランスは良いか」といった実使用者の声を参考にすると良いでしょう。
長く使い続けるためには、自分の筋力や使用頻度に合った「扱いやすい重さ」を見極めることが非常に重要です。
注ぎ口の形状と水キレの良さ
急須としての基本機能において、最もストレスに直結するのが「注ぎ口の水キレ」の状態です。
南部鉄器は鋳物であるため、職人の仕上げの精度によって、注ぎ終わった後に水滴が垂れてしまう「液だれ」のしやすさが変わります。
液だれが起きると、急須本体の側面を汚すだけでなく、テーブルに輪染みを作ってしまう原因にもなります。
高級な南部鉄器ブランドの多くは、注ぎ口の先端を鋭く、かつ薄く仕上げることで、抜群の水キレを実現しています。
この形状の美しさは熟練の職人技の結晶であり、安価な模倣品との大きな差が出るポイントでもあります。
水キレが良い急須は、お茶を淹れる最後の一滴までコントロールしやすく、動作そのものが優雅に見えるという効果もあります。
また、注ぎ口の根元が太く設計されているものは、お湯の出がスムーズで、急いでお茶を淹れたい時にもストレスがありません。
デザインの良さに目を奪われがちですが、実用道具としての本質である「注ぎやすさ」に妥協しないことが、後悔しない選び方のコツです。
形状が曲線的で、先端がスッと立ち上がっているものを選ぶと、液だれのリスクを最小限に抑えることができます。
蓋の安定感と収まりの良さ
意外と見落としがちなのが、急須本体と蓋の「合わせ」の精度と安定感です。
鉄製の急須は、蓋自体にもかなりの重さがあるため、本体との収まりが悪いと注ぐ時にガタついたり、最悪の場合は蓋が落ちて破損や火傷の原因になります。
優れた南部鉄器は、本体の口径と蓋の縁が寸分違わず噛み合うように作られており、蓋を閉めた時の密閉性が高いのが特徴です。
密閉性が高いと、内部の温度が下がりにくいため、茶葉をじっくりと蒸らして美味しいお茶を抽出することができます。
また、蓋のつまみの形状も重要で、指でしっかり押さえやすいデザインであれば、最後の一滴を絞り出すために急須を大きく傾けても安心です。
最近のデザイン性の高い急須の中には、つまみが小さすぎて滑りやすいものもあるため注意が必要です。
蓋を少し回した時に、スムーズに回転しつつも大きな隙間ができないものが、精度の高い証拠と言えます。
さらに、蓋の裏側に突起があり、注ぐ時に外れにくい工夫がなされているモデルも存在します。
こうした細部の作り込みを確認することで、単なる見た目の工芸品ではなく、実用的な「道具」としての価値を判断することができます。
蓋の収まりが良い急須は、使うたびにその精度の高さに満足感を覚える、完成度の高い逸品と言えるでしょう。
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長く愛用できるおすすめの南部鉄器の急須6選
【岩鋳】急須 5型新アラレ(内面ホーロー仕上げ)
岩鋳は南部鉄器のトップメーカーとして知られ、この「5型新アラレ」はまさに王道中の王道と言えるモデルです。
伝統的なアラレ模様が美しく、内面ホーロー加工により手入れが非常に簡単で、初心者の方でも安心して使えます。
| 項目 | 商品名 |
|---|---|
| 価格帯 | 約8,000円〜10,000円 |
| 特徴 | 伝統的なアラレ模様と高い耐久性を誇る定番モデル |
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【及源】急須 観月アラレ(伝統的な美しい造形)
及源鋳造(OIGEN)の「観月アラレ」は、その名の通り夜空に浮かぶ月のような優美なフォルムが特徴の急須です。
和の空間にはもちろん、モダンなインテリアにも馴染むデザインで、贈り物としても非常に人気が高い逸品です。
| 項目 | 商品名 |
|---|---|
| 価格帯 | 約9,000円〜11,000円 |
| 特徴 | 洗練されたフォルムと職人技が光る注ぎ口の造形美 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
【及春鋳造所】急須 手まり(丸みを帯びたモダンな姿)
及春(おいはる)鋳造所の「手まり」は、コロンとした可愛らしい丸い形状が女性から絶大な支持を受けています。
非常にコンパクトで軽量な設計ながら、南部鉄器特有の重厚な質感もしっかりと感じられるバランスの良いモデルです。
| 項目 | 商品名 |
|---|---|
| 価格帯 | 約7,000円〜9,000円 |
| 特徴 | 可愛らしい丸形デザインでティータイムを華やかに演出 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
【岩鋳】急須 3型線引(1〜2人用で使いやすいサイズ)
一人暮らしや夫婦二人での生活に最適なのが、この「3型線引」というコンパクトなサイズの急須です。
表面の繊細なライン(線引)が都会的でシャープな印象を与え、重さも控えめなので毎日気軽に使いやすいのが魅力です。
| 項目 | 商品名 |
|---|---|
| 価格帯 | 約6,000円〜8,000円 |
| 特徴 | 小回りのきくサイズ感とスタイリッシュな線引デザイン |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
【池永鉄工】急須 楓(洗練された和風のデザイン)
池永鉄工の「楓」は、落ち着いた佇まいの中に気品が漂う、非常にバランスの取れたデザインが特徴です。
注ぎ口のキレが良く、お茶の温度を一定に保つ保温力にも優れており、実用性を重視する方にぴったりの選択肢です。
| 項目 | 商品名 |
|---|---|
| 価格帯 | 約7,000円〜9,000円 |
| 特徴 | 確かな保温性と飽きのこない伝統美を両立した実力派 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
【壱鋳堂】ティーポット蕾(カラーバリエーションが豊富)
壱鋳堂(ITCHU-DO)のティーポットは、これまでの南部鉄器のイメージを覆す鮮やかなカラーが魅力です。
「蕾(つぼみ)」シリーズはモダンな空間に映えるカラーが豊富で、インテリアのアクセントとしても機能する現代的な急須です。
| 項目 | 商品名 |
|---|---|
| 価格帯 | 約12,000円〜15,000円 |
| 特徴 | 圧倒的なカラーセンスと職人品質を融合させた次世代モデル |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
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南部鉄器の急須を比較する際の大切なポイント
容量と使用人数のバランス
急須選びにおいて、意外と失敗しやすいのが「容量」の選択です。
大は小を兼ねると考えがちですが、南部鉄器の場合は容量が大きくなればなるほど、比例して重量も大幅に増加してしまいます。
例えば、一人でお茶を楽しむことが多いのに、500mlを超えるような大きな急須を選んでしまうと、重すぎて使うのが億劫になるというデメリットが生じます。
一般的に、一人用であれば300ml程度(3型サイズ)、二人から三人で使うなら500mlから600ml程度(5型サイズ)が適切です。
お湯の量が少なすぎると茶葉が十分に開かず、多すぎると重くて注ぎにくいだけでなく、飲みきる前にお茶が冷めてしまう原因にもなります。
自分が一度に何杯分のお茶を淹れたいのか、普段使っている湯呑みのサイズは何mlなのかを事前に計算しておくことが大切です。
満水容量ではなく、実際に使う「有効容量」はその8割程度であることを考慮して選ぶのがスマートな比較方法です。
適切なサイズを選ぶことは、南部鉄器の持つ優れた保温性を最大限に活かすことにも繋がります。
毎日無理なく、おいしくお茶を淹れるための最適な「適正容量」をまずは第一の基準にしましょう。
カラー展開と塗装の耐久性
最近の南部鉄器は、黒一色だけでなく、赤、青、ゴールド、さらにはパステルカラーまで多彩な色展開がなされています。
カラフルな急須は、置いておくだけで食卓が華やかになり、ティータイムの気分を高めてくれるという大きなメリットがあります。
しかし、比較の際に注意したいのは、その「色の耐久性」と「経年変化」の違いです。
伝統的な黒色(漆焼き付け)は、使い込むほどに深みのあるツヤが出てくるのが特徴で、剥げにくく長持ちします。
一方で、鮮やかなカラー塗装が施されたものは、強くこすったり、直火のような高温にさらしたりすると、塗装が剥げたり変色したりすることがあります。
長く美しい状態を保ちたいのであれば、特殊なコーティングが施されているか、信頼できるメーカーの製品かを確認することが重要です。
また、色が剥げた際に「味」として楽しめるのは伝統的な黒や茶色系ですが、カラーモデルは一部が剥げると目立ちやすいという側面もあります。
自分の好みのデザインを選ぶのはもちろんですが、数年後の状態を想像して、納得できる仕上げのものを選びましょう。
お手入れの際も、カラー急須は特に優しく扱う必要があることを理解した上で比較検討することが大切です。
取っ手の可動域と収納性
南部鉄器の急須の取っ手には、大きく分けて「固定式」と「可動式(倒せるタイプ)」の二種類が存在します。
固定式の取っ手は、注ぐ際の安定感が抜群で、取っ手が緩んでガタつく心配がないというメリットがあります。
しかし、高さを取ってしまうため、食器棚の中での収納スペースを圧迫したり、冷蔵庫に入れてお茶を冷やしたりする際に邪魔になるというデメリットがあります。
対して可動式の取っ手は、左右にパタンと倒すことができるため、非常にコンパクトに収納することができます。
また、洗う際にも取っ手を倒せば本体の内側まで手が届きやすく、メンテナンス性が高いのも特徴です。
その反面、使い込むうちに取っ手の付け根が緩んでくる可能性があり、注ぐ時に慎重な操作が求められる場合もあります。
自分がどのように急須を保管するのか、キッチンの収納スペースに余裕があるのかを基準に比較すると良いでしょう。
見た目の美しさとしては固定式が好まれる傾向にありますが、実用的な省スペース性を重視するなら可動式が圧倒的に便利です。
どちらのタイプも、鉄製ならではの堅牢さは変わりませんので、日々の取り回しのしやすさを想像して選んでみてください。
付属茶こしの細かさと深さ
お茶の味を左右する隠れた重要パーツが、急須に付属している「茶こし」の品質です。
南部鉄器の急須には、通常ステンレス製の茶こしがセットされていますが、その網目の細かさと深さは製品によって異なります。
茶こしが浅すぎると、お湯をたっぷり入れなければ茶葉が浸からず、少量の二人分などを淹れる際に不便を感じることがあります。
理想的なのは、急須の底の近くまで届く「深型」の茶こしです。これならば、少量のお湯でもしっかりと茶葉を蒸らすことができます。
また、網目の細かさも重要で、深蒸し茶のように細かい茶葉を使う場合は、網目が細かいタイプでないとカップに茶葉が混入してしまいます。
逆に、網目が細かすぎると目詰まりしやすく、洗う時に手間がかかるというデメリットもあります。
最近では、メーカーごとに独自の特殊な形状をした茶こしを開発しており、水切れや掃除のしやすさを競っています。
予備の茶こしが市販のサイズで代用可能かどうかも、長く使う上ではチェックしておきたい比較ポイントです。
もし付属の茶こしが使いにくいと感じた場合でも、別売りの高性能なものに交換できるサイズかどうかを確認しておくと安心です。
毎日使う道具だからこそ、洗う手間や淹れやすさに直結する茶こしのスペックは決して軽視できません。
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南部鉄器の急須を長く使い続けるためのコツ
使用後の完全乾燥と水分除去
南部鉄器を長持ちさせるための鉄則であり、最大のメンテナンスポイントは「使用後に水分を残さないこと」です。
内面がホーロー加工されている急須であっても、注ぎ口の縁や蓋の合わせ目などは鉄が露出していることが多く、そこから錆が発生します。
使い終わったら、まずは残ったお茶や茶葉をすぐに捨て、ぬるま湯で本体の内側と外側を優しく洗ってください。
洗剤を使う場合は、中性洗剤を薄めて使い、研磨剤入りのスポンジやタワシは表面を傷つけるため避けましょう。
洗浄後は、すぐに乾いた布巾で水分を丁寧に拭き取ります。表面を叩くようにして水分を吸収させるのがコツです。
特に注ぎ口の先端や、蓋の裏側の溝などは水分が溜まりやすいため、意識的に拭き取るようにしてください。
その後、蓋を外した状態で風通しの良い場所に置き、内部の湿気を完全に飛ばすことで、錆の発生を未然に防ぐことができます。
「水分は鉄の天敵」であることを意識し、拭き取りを習慣化するだけで、急須の寿命は劇的に延びていきます。
手間がかかるように思えますが、このひと手間をかけることで、鉄器独特の美しい質感を何十年も保ち続けることが可能になります。
直火使用の可否を事前に確認
南部鉄器の急須を扱う上で、絶対に間違えてはいけないのが「直火にかけて良いかどうか」という点です。
結論から言うと、内面にホーロー加工が施されている「急須(ティーポット)」は、絶対に直火にかけてはいけません。
ホーローはガラス質であるため、鉄本体との熱膨張率の差により、急激な加熱でパリンと割れて剥がれてしまうからです。
ホーローが剥がれるとそこから一気に錆が進行し、修理も困難になるため、せっかくの道具が台無しになってしまいます。
あくまでも「別のヤカンでお湯を沸かし、それを急須に注いで茶葉を蒸らす」という使い方が正解です。
もし「直火でお湯を沸かしたい」「鉄分を補給したい」という目的があるなら、それは「鉄瓶」を購入する必要があります。
見た目が似ているため混同されがちですが、底の形状や内面の仕上げを再確認し、自分の持っているものがどちらのタイプか把握しておきましょう。
誤って火にかけてしまうと、本体だけでなく五徳やコンロを傷める原因にもなり、非常に危険です。
「急須はティーポットであり、お湯を沸かす道具ではない」という基本ルールを守ることが、安全に長く愛用するための大前提となります。
表面の油分や茶渋の落とし方
使い続けていると、急須の表面に手の油分がついたり、内側に茶渋が付着して色がくすんでくることがあります。
外側の汚れについては、お湯で湿らせた柔らかい布を固く絞り、表面を優しく拭き上げるだけで十分綺麗になります。
南部鉄器は「油分」を適度に取り込むことで独特のしっとりとした黒いツヤが生まれますので、神経質に脱脂する必要はありません。
むしろ、お茶を淹れた後の「お茶の残り」を布に含ませて外側を拭く「お茶拭き」という伝統的なお手入れ方法もあります。
お茶に含まれるタンニンが鉄と反応し、表面に保護膜を作ることで、より深い味わいのある黒色へと育っていくのです。
一方で内側の茶渋が気になる場合は、柔らかいスポンジで優しく撫で洗いする程度に留めてください。
漂白剤や強力な酸性洗剤、金だわしを使用すると、ホーロー加工を傷めたり剥がしたりする原因になります。
どうしても汚れがひどい時は、お湯に重曹を少量溶かして漬け置きする程度に留め、最後はしっかりすすいで乾燥させましょう。
無理に新品のような輝きを取り戻そうとするのではなく、経年変化による風合いの変化を楽しむのが、南部鉄器の正しい付き合い方です。
鉄分補給効果の有無を理解する
南部鉄器の購入動機として「鉄分補給」を挙げる方は多いですが、急須におけるその効果については正しく理解しておく必要があります。
先述の通り、内面ホーロー加工済みの急須からは、お湯に鉄分が溶け出すことはほとんどありません。
そのため、貧血対策や健康維持を目的として南部鉄器を検討している場合、ホーロー加工ありの急須はデメリットに感じられるかもしれません。
しかし、ホーロー加工があるからこそ、お茶の繊細な風味や香りを損なうことなく、純粋に美味しさを楽しむことができるという側面もあります。
鉄分が溶け出すタイプの鉄瓶でお茶を淹れると、お茶の成分と鉄が反応して色が黒ずんだり、味がわずかに変化したりすることがあります。
もし、どうしても鉄分補給を諦めたくないけれど急須として使いたい、という場合は「鉄玉(てつたま)」を併用するのも一つの手です。
急須の中に小さな鉄の塊(鉄玉)を一緒に入れておけば、ホーロー加工の有無に関わらず鉄分を溶出させることが可能です。
「急須としての使い勝手の良さ」と「鉄分補給」を両立させるための賢い知恵として知っておくと、選択肢が広がります。
自分が求めているのが「鉄の機能」なのか「工芸品としての美しさと保温性」なのかを整理することで、満足度の高い購入に繋がります。
デメリットを理解して一生ものの急須を選ぼう
南部鉄器の急須には、確かに「重さ」や「直火不可」といったデメリットや制約が存在します。
しかし、それらを補って余りある魅力が、この小さな鉄の器には凝縮されています。
一度お湯を入れれば驚くほど冷めにくく、二杯目、三杯目まで温かいお茶を楽しめる圧倒的な保温性。
そして、職人の手によって一つひとつ丁寧に打ち込まれたアラレ模様や、モダンな色彩が放つ唯一無二の存在感。
これらはプラスチックや安価なセラミック製の道具では決して味わうことのできない、心の豊かさをもたらしてくれます。
お手入れに関しても、「濡れたら拭く」というシンプルな習慣さえ身につければ、十年、二十年と使い続けることができ、最終的には非常にコストパフォーマンスの良い買い物になります。
今回ご紹介した選び方のポイントやおすすめの商品を参考に、ぜひあなたの日常に寄り添う最高の一品を見つけてください。
本物の道具を持つ喜びは、日々の何気ないお茶の時間を、心静かな至福のひとときへと変えてくれるはずです。
使い込むほどに手に馴染み、色が深まり、あなただけの歴史を刻んでいく南部鉄器の急須。
デメリットを正しく理解し、それを慈しむ心を持って接することで、それは単なる調理器具を超えた、人生の宝物になることでしょう。
能や狂言の鑑賞に軽々と足を運べるようになる!

