MENU

神主の資格は難しい?階位の仕組みから大学・講習での取得ルートまで徹底解説

観光体験に使えるお得なクーポン!

一目ぼれする人続出のつばき柄の御朱印帳!帯ゴム付きで持ち運びも便利

神社の神主さんになりたい」と思ったとき、多くの人が最初にぶつかる壁が「資格」の存在です。
神主(正式には神職といいます)は、誰でも明日から名乗れるものではありません。医師や教員と同じように、神社本庁が定める「階位(かいい)」という資格を取得し、神社の世界へ入る必要があります。

しかし、その難易度は「偏差値」のような数値では測れません。古文漢文の読解力が必要かと思えば、正座を長時間続ける体力も必要ですし、独特の作法(祭式)を体に叩き込む運動神経のようなものも求められます。
「大学に行かないとなれないの?」「社会人からでも間に合う?」
そんな疑問を持つ方のために、神職資格の全体像と難易度、そして取得までの具体的な道のりを詳しく解説します。

目次

神主の資格の難易度はどれくらい?最初に押さえる全体像

神職の資格試験は、一般的なペーパーテストだけの資格とは性質が異なります。難易度を理解するためには、まず「階位」というランク付けと、取得方法のバリエーションを知る必要があります。

神主の資格でよく出る「階位」と「講習」

神職の資格は「階位」と呼ばれ、上位から順に以下の5段階に分かれています。

  1. 浄階(じょうかい): 最高位。長年の功績が必要で、試験では取れません。
  2. 明階(めいかい): 「明(あか)き心」を意味し、一人前の神職として認められるレベル。宮司になるために必要なランク。
  3. 正階(せいかい): 一般的な神社の宮司になれるレベル(一部大規模神社を除く)。
  4. 権正階(ごんせいかい): 一般的な神社の禰宜(ねぎ)や権禰宜(ごんねぎ)になれるレベル。
  5. 直階(ちょっかい): 最も基礎的なランク。まずはここからスタートします。

一般的に「神主の資格を取る」という場合、まずは「正階」または「明階」を目指すことになります。難易度としては、国家公務員試験のような「狭き門(倍率が高い)」というよりは、「専門性が極めて高く、逃げ出さずに完遂するのが大変」という意味での難しさがあります。

取得までに必要な期間と流れの目安

取得ルートによって期間は大きく異なります。

  • 大学ルート(4年間):
    國學院大學(東京)か皇學館大学(三重)の神道文化学部などで4年間学びます。卒業と同時に「正階」や「明階」が授与されます。時間をかけてじっくり学ぶため、脱落率は低いですが、学費と4年という時間が必要です。
  • 神職養成所ルート(2年間):
    全国に数箇所ある養成所で2年間学びます。夜間コースなどもあり、社会人でも通いやすいですが、密度は濃くなります。
  • 階位検定講習会ルート(約1ヶ月):
    夏休みなどを利用して神社庁が実施する集中講座です。短期間で「直階」や「権正階」を目指せますが、朝から晩まで缶詰状態で修行するため、体力・精神力ともにハードです。また、受講には「奉職する神社が決まっている(推薦がある)」などの条件が必要な場合が多く、誰でも受けられるわけではありません。

難しいと感じやすいポイントの正体

神職資格の難易度を上げている正体は、主に以下の3点です。

  1. 正座と祭式(さいしき):
    お辞儀の角度、歩き方、座り方など、ミリ単位で決まった所作(祭式)を覚える必要があります。慣れない正座で足が痺れ、激痛に耐えながら美しい動作を維持するのは、想像以上に過酷です。
  2. 古典・祝詞(のりと):
    『古事記』『日本書紀』の内容理解はもちろん、独特の言い回しで書かれた祝詞を読み書きし、暗記する必要があります。古文アレルギーがある人には最初の難関となります。
  3. 独特の寮生活・規律:
    講習会や大学の実習期間中は、集団生活で規律を守ることが求められます。朝拝(朝のお参り)、掃除、食事作法など、24時間気が抜けない生活に馴染めず、辞めてしまう人もいます。

先に知ると迷いが減る準備項目

これから目指す人が準備しておくべきは、「正座に慣れておくこと」「日本の歴史(特に古代〜近世)の流れを掴んでおくこと」です。
特に正座は、一朝一夕では身につきません。まずは15分、次は30分と、日常生活で正座をする時間を増やし、足の皮を厚くしておく(比喩的な意味だけでなく物理的にも)ことが、講習を乗り切る最大の武器になります。

和柄好きにはたまらない!たっぷり入るショルダーバッグはギフトにもぴったり

資格理解が進むおすすめ本・入門教材

神職の世界は専門用語が多いため、いきなり専門書を読むと挫折します。まずは業界の雰囲気がわかる本や、基礎知識を網羅した本から入りましょう。

書籍名特徴・活用ポイント
新 神社祭式行事作法教本(恵比寿講社)【実技のバイブル】
神職が必ず持っていると言っても過言ではない一冊。写真や図解でお辞儀や歩き方が解説されています。これを見て「自分にできそうか」を確認するのも手です。
教養として学んでおきたい神社(KADOKAWA)【基礎知識】
神社の建築様式や神様の種類など、神道の基礎が広く浅く網羅されています。面接や小論文対策のネタ帳としても優秀。
神主はつらいよ(新潮社)【業界のリアル】
小さな神社の宮司が書いたエッセイ。経済的な厳しさや、地域住民との付き合いなど、資格を取った「その後」の現実を知ることができます。
「神主さん」と「お坊さん」の秘密を楽しむ本【比較で学ぶ】
仏教と比較することで、神道の特徴(死生観や儀式の違い)がクリアに理解できます。初心者にも読みやすいライトな一冊。
日本人の神道 神・祭祀・神社の謎を解く【理論武装】
なぜ日本人は神道を信仰するのか、という根本的な問いに答える新書。大学の講義で扱うような概念的な話を予習できます。
神宮史概説【伊勢神宮を知る】
神職にとって伊勢神宮(神宮)は別格の存在です。資格試験や講習では必ず伊勢神宮の歴史や祭祀が出題されるため、一通り目を通しておくと講義の理解度が段違いです。
楽天トラベル観光体験の限定クーポン

\ 国内・海外のテーマパークや美術館・博物館チケットに使える!/

数量限定クーポンで旅行先で素敵な体験を!

神主の資格取得ルート別に難易度が変わる理由

「どこで取るか」によって、求められる能力の質が変わります。自分のライフスタイルや年齢に合わせて、最も完走できそうなルートを選びましょう。

大学の神職課程で学ぶ場合の特徴

國學院大學(東京)や皇學館大学(三重)に通うルートは、「最も確実だが、時間とお金がかかる」のが特徴です。

  • 難易度: 入試さえ突破できれば、カリキュラムに沿って真面目に授業を受けている限り、資格取得自体のハードルはそこまで高くありません。仲間と共に4年間かけてじっくり学べるため、モチベーションも維持しやすいです。
  • メリット: 「明階」という高いランクを取得できるため、卒業後の就職(奉職)の選択肢が広がります。また、同級生の横の繋がりは、神職になってからの一生の財産になります。
  • デメリット: 学費がかかることと、社会人の再入学にはハードルが高いことです。

神職養成の講習・研修で進む場合の特徴

各都道府県の神社庁などが主催する講習会や、大阪国学院などの養成所に通うルートです。

  • 難易度: 「短期集中型の過酷さ」があります。大学なら半年かけて学ぶ内容を数日〜数週間で詰め込むため、暗記量と進度の速さに圧倒されます。また、実技(祭式)の指導も厳しく、体育会系の合宿のような雰囲気になりがちです。
  • 対象: 基本的には「実家が神社である」「奉職先が決まっている」など、神職になることが確定している人が対象です。一般人が「教養として取りたい」といって参加することは難しい(推薦が必要)なのが現実です。

学ぶ内容の中心は祭式・法規・神道基礎

どのルートでも共通して学ぶ「三大科目」があります。

  1. 祭式(さいしき): 実技。もっとも単位を落としやすい科目です。神様の前での立ち居振る舞い全てに規定があり、手順を間違えると「神様に失礼」とみなされます。
  2. 関係法規: 宗教法人法や神社本庁憲章など。神社を運営するための法律知識です。暗記中心ですが、実務では必須です。
  3. 神道概論・祝詞: 神道の歴史や祝詞の作文技術。古典の知識が問われます。

仕事に直結する実務力が問われる場面

資格試験(検定)では、筆記試験だけでなく実技試験も行われます。
例えば、「大麻(おおぬさ)を振る」動作一つとっても、角度や振る回数、音の出し方が決まっています。頭でわかっていても体が動かなければ不合格になります。この「知行合一(知識と行動を一致させる)」が求められる点が、神職資格の最大の難しさであり、尊さでもあります。

小学校の教科書にも載っている人気狂言も掲載されているのでとってもわかりやすい!
能や狂言を観る前にも観たあとにもおすすめの一冊です。

イラスト:スペースオフィス, 編集:マンガでわかる能・狂言編集部, 監修:小田 幸子
¥1,584 (2025/12/30 10:38時点 | Amazon調べ)

神主の資格と難易度を納得して進めるためのまとめ

神主の資格(階位)取得は、超難関国家資格のような「頭脳的な難しさ」とは異なります。むしろ、慣れない正座に耐え、厳格な作法を体に叩き込み、古き良き日本の伝統精神を学ぶという「修行としての厳しさ」が特徴です。
大学で4年間かけてじっくり学ぶか、講習会で短期集中で挑むか。どちらの道を選んでも、その先には「神様に仕える」という他には代えがたい特別な日常が待っています。まずは入門書を手に取り、その奥深い世界の一端に触れてみることから始めてみてください。

能や狂言の鑑賞に軽々と足を運べるようになる!

著:葛西 聖司
¥479 (2025/12/31 22:38時点 | Amazon調べ)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

能の舞台に立つ演者の佇まいに魅せられて、伝統芸能という世界に深く惹かれてきました。
日本の能や狂言、歌舞伎、そしてアジアや欧州の伝統演劇にも心を寄せ、舞台を巡る旅を続けています。
そんな舞台芸術の魅力を、一緒に見つけていただけたら嬉しいです。

目次